2016年8月16日火曜日

肺転移 〜侵入奇胎治療準備②〜

主治医から、存続絨毛症の治療方法についての説明を受けました。
まず、胞状奇胎娩出後のHCGの減衰パターンの表があります。
これによると、奇胎娩出から、5週で1,000、8週で100、24週でカットオフ値、という基準値があって、いずれの時点でもこの数値を下回る場合を経過順調型とし、いずれか一つ以上で上回る場合を経過非順調型と分類されるそうです。
これはネットでよく出回ってる情報なので、フムフムという感じ。
で、私の場合はその後分かりますが、5週で2370だったので、アウト〜!ということで経過非順調型となりました。
そして、経過非順調型となったら、
⑴奇胎後hCG存続症
胞状奇胎除去後、hCG値の加工が経過非順調型で、しかも臨床的に病巣の存在が確認されないもの。
⑵臨床的侵入奇胎
主に胞状奇胎除去後、臨床的に病巣が確認され、絨毛癌スコアによって、臨床的侵入奇胎と診断されるもの
⑶臨床的絨毛癌
胞状奇胎を含むあらゆる妊娠の後、臨床的に病巣の存在が確認され、絨毛癌診断スコアによって臨床的絨毛癌と診断されるもの。
のいずれかになりますとのこと。
絨毛癌診断スコアというものがあって、どのくらい絨毛癌の可能性があるかという点数をつけて判断する表があり、私の場合、それによると肺転移のみだったら、0点、脳転移があると5点になります。
4点以下は⑵になり、5点以上は⑶ということに。
主治医が用意してくださっていた化学療法の説明書には、⑵の場合の治療法が書かれていましたが、脳に転移していると⑶の治療になり、全く違うそうなので、とにかく脳のMRIを今日の午後撮影して、治療方法は決めることに。結果は明日分かります。
ちなみに、午前のCTの結果、胆嚢に何かあるらしいというオマケも頂き、翌日は腹部エコーと肺のMRI、そして今後の説明ということに。
旦那さんにはまた休んでもらわないといけない(いつ撮影できるか分からないMRIの時に坊を見ててもらう必要があるので)ので、これまた面目ない。
昨日の説明の時に泣いてしまったからかどうか分からないけど、今日は先生が優しかった(笑)
ついでに怖い看護士さんも優しかった(笑)
情緒不安定患者マークでもついたのかもしれんけど、優しくしてもらいたいので、それでいい!泣いた甲斐あったわ~(ToT)
とにかく、ここまできたらやるしかないんで、やるしかない!
MRIの撮影後に電話したら、さすがの母も転移の言葉に大きなショックを受けてました。
そりゃそーだ、娘がこんなことになるなんて、たまらんよねぇ。何もしてやれんし、悔しかろう。
とにかく、高いカツラを期待しとると言っておきました。
坊も1日病院で疲れきって変なテンションになってました。そして、その面倒を見ててくれた旦那さんも疲れてるし、私も疲れました。
造影剤の副作用が出ないようによく水を飲んで排出しなきゃなんやけど、明日の朝からまた絶食。
毎週通院かよ~とか言ってたけど、毎日やーん。
しばらく我が家は全員頑張りどころです。
今日、MRI室で一緒になった小学生くらいの男の子がいて、出てくる時に眠った状態でした。何か涙出そうになった。
たぶん、音が大きくて狭くて怖いから麻酔で眠って撮影したのかもね。
こんなに小さい子が…
しかも、わが子だったらと思うと泣けてきたのでした。
何の病気か知らないけど、早く元気になりますように。
私はもちろん辛いけど、世の中は広く、私より大変な人もいっぱいいるし、治療法がない場合だってある。
私は幸い治療法もあるし、頑張らねば。
やなせ先生もどうせ同じことなら前向きにやった方がいいって言ってるし。
でも、こんなことになるとはね…
日々の暮らしのありがたさが身に染みるねぇ。
明日の検査も頑張ろ~!






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