2016年8月10日水曜日

侵入奇胎の治療法について悩む。

先生から口頭で今後の治療方について聞いて帰って来ました。
まさか、侵入奇胎に自分がなるとは思っていなかったので、家に帰ってから侵入奇胎の治療法について調べました。
すると、私も使うと聞いたメソトレキセートという抗がん剤を使った治療法をだいたい最初にするみたいで、それが効かないと違う薬に変更というものが多そうでした。
でも、私は8日投薬するのに対して、4〜5日投薬する治療法しかざっと見なかったので、なんで違うんだろ??
帰る前に看護士さんから注射の時は周りに色々あって危ないから、やっぱり預けたほうがいいと言われたので、坊を預けることを考えたら投薬は短い方が助かるんやけど、私も4〜5日がいいけんやけど、先生に言うの怖い…
しかも、経験者方のブログで、注射でも点滴でもなく、服薬で治している人も発見してしまって、自分の治療法について、これでいいのか…???とグルグル考えてしまいました。
いつもの私なら、だいたい分からないことがあればなんでも聞くタイプだし、納得するまで聞きまくるんですが、主治医のE先生、無駄な会話はしません!治療法はこれです!ってタイプで聞きづらいのです…。
もやもや悩んでいたら、登録すればお医者さんがいろんな質問に答えてくれるサイトを見つけて、そこで侵入奇胎についての質問も発見しました。登録しないとお医者さんの回答は読めません。
藁にもすがる思いとは、このことか!って感じで、登録してさっそく質問してみました。
侵入奇胎の一般的な治療法が知りたい。私は8日間でできれば短くしたい。飲み薬があるなら、それがいい。主治医の先生に聞きづらいので教えて下さい!という感じで。
たぶん簡単に数行の説明かな、とあまり回答には期待していなかったのですが、1時間後くらいに回答がきて、しかもとても丁寧に書かれていてびっくりしました。
「通常は連続5日間の投薬というパターンが多いのですが
実は連続8日間というパターンもあります。
「メトトレキサート・ホリナートカルシウム療法」という治療法で
2種類のお薬を毎日交互に、合わせて8日間連続で使うという方法です。
「飲み薬だけで治す」というのは、標準的な治療法ではないはずです。
ホリナートカルシウム(ロイコボリン)には、飲み薬のタイプがありますが
メトトレキサートの飲み薬は「関節リウマチ」しか保険適用がなく、侵入奇胎には保険が効きません。
(仮に使ったとしても、1日10錠以上飲む計算になるので非現実的でしょう)
また、侵入奇胎のお薬には他にも「アクチノマイシンD」「エトポシド」がありますが、いずれも注射薬です。
標準治療と違うことをするのは、当然ながら再発する危険も高くなります。
お子さんがいる事情も分かりますが、治療方法を間違えて、もし再発してしまったら
子育てどころじゃなくなってしまうかもしれませんよ?
一歩間違えたら「がん」になってしまう病気だ、ということはどうか忘れないでください。
8日間投与法は、従来の5日間投与法で起こりがちな副作用を減らす手段として、開発された治療法です。
副作用で辛そうな患者さんを見るのは先生とて辛いですから、8日間投与法を提案されたのも分かる気がします。
ただ、「お子さんを預ける都合」というのはごもっともな理由ですし
どちらの方法でも効果は十分高いと思いますので
例えば「どちらが入院期間が短くて済みそうか」といったことを、先生へお尋ねするのは
失礼にはならないと思いますよ。(案外、どちらも変わらないのかもしれませんが・・・・)
先生の性格上、直接言いにくいのでしたら、病院の「医療相談室」を利用することもご検討ください。」
すごく、びっくりしたし、嬉しかったです。
会ったこともないどこかの先生。なんて丁寧で優しい。。
全ての質問がこのように丁寧な回答とは限らないようなので(先生によってバラバラ)、とてもラッキーだったと思います。
回答を見て、E先生も私のことをちゃんと考えて副作用が少なくてすむ方法をとってくださってるし、早く治療に進めるようにCT等の撮影を急かしていたんだな、と思いました。
E先生は口数は少ないけど、真面目で優しいので、やっぱり怖いけど、明日は治療のこと、ちゃんと詳しく聞こう!と思えたのでした。

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